手をかざして病気が治るとうたった「ハンドパワー」などを習得するセミナー名目で受講料をだまし取られたとして、福岡や愛知など1都8県の47人が、福岡県篠栗町のセミナー企画会社アースハートや同社幹部らに約7100万円の損害賠償を求めた訴訟で、福岡地裁は28日、同社側に約4805万円の支払いを命じる判決を言い渡した。

 平田豊裁判長は、ハンドパワーについて「科学的・医学的な裏付けがないと言わざるを得ない」と指摘。セミナーへの勧誘システムについても違法性を認定した。アースハートをめぐる訴訟は名古屋地裁、静岡地裁浜松支部でも起きており、今回が初めての判決。

 一方、原告側の慰謝料については認められず、弁護団は控訴を検討。同社は「弁護士と相談し、控訴するかどうかを検討したい」とコメントした。判決を受け、原告弁護団は30日午前10時〜午後4時に無料電話相談(092・735・4777)を受け付ける。

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